「理科」という教科は、日常生活の中で身近に利用されていることが多いもののそれに気付いていない子供たちが多いのも事実です。
それどころか「よく分からない」と苦手意識を持っている子供たちも少なくないのではないでしょうか。
私の所に通っている生徒たちも理科を苦手としている子供たちは少なからずいます。
しかし、理科を身近に感じることが出来れば、より理解を深めていくことが出来るのではないかと思うのです。
今回の教科書改訂および去年の小学生の学習指導要領の改訂ではこれらのことを念頭におかれています。
さて、今回の教科書改訂では、いくつかの変更点があるものの「数学」や「英語」ほどの変更点はないので、そこまで子供たちの負担は変わらないように感じましたね。
変更点は大きくこの3点
・中3の「化学」で高校生範囲であった「ダニエル電池」が追加されること
・遺伝分野の「優性」「劣性」が「顕性」「潜性」に変更されること
・「爬虫類」「脊髄」などといった言葉が漢字表記に改められること
その他は1年生内容が2年生内容になったり、その反対に2年生内容が1年生内容になったりするといった感じなので、やはり子供たちの負担はそれほどまでではないでしょう。
教科書の中には科学技術や遺伝子等が日常生活や社会を豊かにしている事例がこれまで以上に紹介されているので、普段から子供たちにも身近なところで科学に親しんでもらえれば、積極的に理科に取り組んでもらえそうですね。
私達もより一層理科を身近に感じてもらえるよう普段からアンテナをはっておくよう心掛けておきたいものです。
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