令和3年度の教科書改訂で数学内容も変わっています。
習う内容を確認してみると、英語ほどではないものの
やはりこれまでと比較すると、
難易度が高くなっているように思われます。
というのも、中1の1学期で、
これまで3年生で学んでいた単元である“素因数分解”を習うことになっています。
また、2年生内容であった“多数の観察や多回数の施行によって得られる確率”も中1の内容になるうえ、“累積度数”までもが新たに加わるのです。
つまり、中1で習う内容が難易度が高くなり、量も増えるということです。
では、中2で習う内容が減るのかというとそうでもありません。
中2では、今まで高1で学習していた内容が加わります。
全体的に学ぶ内容が前倒しになってきているので、学ぶ量が増えたということになります。
ですので、小学生の間に計算の量をこなし、計算の基礎力を高めることや
小学4年生以降からの学習内容の基礎固めをしておく必要性が
今まで以上に高くなります。
では、ここで小学生の習う単元についても少し紹介しましょう。
小学4年生では、“簡単な割合”が追加されます。
“割合”の単元は、毎年つまずく子供たちが多い単元でもあります。
ですので、単元内容を追加し、早めに割合という概念を教えるということなのでしょうが、小学生の高学年で理解が難しい子が多かったことをふまえると、4年生で果たしてどこまで定着させることが出来るのだろうかという懸念も生まれます。
またただ、学ぶ内容が増えるばかりではなく、
習う学年が繰り上がった単元もあるので
各学年の生長度と合わせての学習が必要となります。
中1といえば、小学生からの生活スタイルも変わり、交友関係も幅広くなる時期です。
特に1学期は部活動も始まり、生活スタイルの変化に戸惑ったり、体調を崩したりする
お子様も多い時期でもあるので、お子様の負担を少しでも減らすのであれば、
今まで以上に小学生の内容を定着させることで今後の成績を左右されそうですね。
そのことを考えると、
小学生うちから学習習慣をつけ、
しっかりとした基礎学習の定着を目指して学習をすることが大切です。
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